top
top

プレスリリース一覧へ

top

メディアエクスチェンジ「識別子認証システム」を開発

2006.08.08

 メディアエクスチェンジ株式会社(以下MEX, 本社:東京都豊島区、代表取締役社長:吉村 伸、資本金:40億9,765万円、東証マザーズ:証券コード3746、http://www.mex.ad.jp)は、インターネット上で複数のサーバが保有する情報を一元管理し、多様な認証サービスを共有可能にする「識別子認証システム」の技術を開発しました。

 本システムは、複数の識別子をインターネット上で管理し、問合せに答えるサーバを運用することで、利用者が一つの識別子によって特定のサービスに限定されることなく、あらゆる認証サービスを享受できる機能を特徴としており、あらかじめ登録された識別情報に開示レベルを設けることで、これまで各サービス毎に対応する複数の識別子を必要としていた情報の選別が可能となることから、不必要あるいは不十分な情報提供を防ぎ、複数のサービスに対応した認証を実現します。認証には、ID番号やICカード、生体認証といった様々な手段を使用することができます。  

  サービスの応用事例として、ICタグなどからの身元認証など1つの識別子に対応する情報の特定(レベル1)、企業における訪問者管理など、識別子と認証に必要な情報開示レベルの掛け合わせによる情報の特定(レベル2)、さらに複数の識別情報の掛け合わせによる情報の特定(レベル3)を想定しています。  
  なお、本システムに係る技術については、株式会社日本レジストリサービス(以下JPRS,本社:東京都千代田区、代表取締役社長:東田 幸樹、資本金:3億4,414万円、http://jprs.jp)と共同開発を行い、3件の特許の共同申請を行いました。   

 MEX は国内初の商用IX(※1)事業者として、高速大容量ネットワークを基盤としたインターネットサービスを提供するほか、セキュリティ機能を実装した電子メールシステムやネットワーク監視ソフトウエアなどの付加価値サービスの開発に取組んでまいりました。  
  今回は、インターネットの信頼性向上やセキュリティ対策などに高い関心をもって取り組んできた中で、より高度な情報ネットワーク環境を実現するための技術として「識別子認証システム」を開発しました。  
  この技術を利用すると、P2P(※2)ファイル共有環境下でも必要な情報を必要な人にだけ安全に開示するシステムを構築できます。さらにMEXが先ごろ発表したRipGateメールサーバのオプション機能として利用することも予定しており、これによってより強固な、且つ細かな認証レベルを設定した情報管理を実現できます。

 MEXでは今後、実証実験等を通じて、本システムの応用分野の拡大をさらに検討を進める予定です。

※【IX(インターネットエクスチェンジ)】  
ISP(インターネットサービスプロバイダ)のネットワークを相互に接続し、トラフィックを中継する相互接続地点

※2 【P2P(Peer to Peer)】  
コンピュータ同士を直接接続して、お互いの持つ情報をやり取りする通信形式。


<メディアエクスチェンジ(MEX)について>

 MEXは、地域系(電力系)通信事業者各社ほかの出資により設立され、1997年9月、サービスを開始。現在では、東京・池袋において付加価値の高いインターネットデータセンター(iDC)サービスの他、広帯域で高品質なインターネット接続サービス等を展開しています。2004年9月、東証マザーズへ上場。

メディアエクスチェンジ会社概要

 ・商号 : メディアエクスチェンジ株式会社(Media EXchange 略称:MEX )
 ・所在地 : 東京都豊島区東池袋3-1-1 サンシャイン60 10F
 ・設立 : 1997年5月
 ・代表者:代表取締役社長:吉村 伸
 ・資本金:40億9,765万円
 ・主要株主:株式会社ライブドア、吉村 伸、他
 ・従業員:13 名(2006 年3月末現在)
 ・主な事業内容:電気通信事業法に基づく電気通信事業
  (IX アクセスセンターサービス、 インターネットサービス等)など

メディアエクスチェンジ代表者略歴

氏名:吉村 伸(よしむら しん)
 1959年愛知県生まれ、東京大学大学院修士課程卒業。東京大学助手(教養学部、情報ネットワークシステム運用センター)時代、学内ネットワークの構築、運用に従事し、Wide Projectに参画。ボードメンバーとし活躍する。1993年1月より株式会社インターネットイニシアティブに勤務、取締役技術統括部長、株式会社アイアイジェイメディアコミュニケーションズ取締役副社長を歴任。1996年6月同社退社、同8月株式会社ネットワークカタリストを設立し、代表取締役を務める。1997年5月メディアエクスチェンジ株式会社設立と同時に代表取締役社長に就任、現在に至る。

<日本レジストリサービス(JPRS)について>  

 JPRSは、JPドメイン名の登録・管理、およびドメインネームシステム(DNS)の運用を行う会社として2000年12月26日に設立。JPRSはネットワークの基盤を支える企業として、インターネットの発展に寄与し、人と社会の豊かな未来を築くことに貢献することを企業理念として活動しています。

日本レジストリサービス会社概要

・商号:株式会社日本レジストリサービス(Japan Registry Services Co., Ltd )
・所在地:東京都千代田区西神田3-8-1 千代田ファーストビル東館13F
・設立:2000年12月
・代表者:代表取締役社長:東田 幸樹
・資本金:3億4,414万円
・主要株主:社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター等
・従業員:64名(2006 年1月末現在)
・主な事業内容:JPドメイン名レジストリ事業、JPDirect事業など

【一般・報道関係者からのお問い合わせ先】

メディアエクスチェンジ株式会社 営業・カスタマーサービス部:
TEL:03-4306-6543 E-Mail:info@mex.ad.jp

 

top